これからの福祉業界の明るい未来のために
― 福祉・介護系企業の皆さまへインターンシップ受入のご提案 ―
「福ひろば」インターンシップ1期生 石上温大 藤田萌愛
2月14日から3月14日まで、福島県郡山市にある株式会社はなひろのインターンシップに参加しており、郡山の介護に関するポータルサイト「福ひろば」の拡充をお手伝いしたり、福祉の魅力を発信するコラムを綴っておりました。
私たちと私たちを受け入れてくださった、株式会社はなひろの代表取締役を務める塙啓之さんが目標にしたのは、「福ひろば」が「 “福島” で誰もが “福祉” の現場で “福”に出会える広場」となることでした。
そのために、今から郡山市の福祉・介護系企業の皆さまに、私が感じたインターンシップの魅力をお伝えし、インターンシップについて少しでも興味をもっていただきたく思っております。
この度の復興庁による復興創生インターンシップでは、受入をした200社中、福祉・介護系企業は株式会社はなひろだけでした。しかし、この業界にインターンシップの受入が広く定着すれば、介護職の3Kや低い賃金だけでなく、老害や超高齢化社会など、自然とインプットしていたり、リンクされる福祉のネガティブなイメージと、確かに現場にあったみんなの笑顔や優しさ、働き甲斐とに覚えた矛盾を解いたり、福祉に従事する人々の職業肯定感がアップしたりと、その魅力を多くの人が色眼鏡を外してちゃんと見れたり、もっともっと現場に “福” が溢れるような社会になっていくと思うのです。
少なくとも、福祉についてネガティブなイメージすら持っていなかった私たちには、今や、福祉の現場は “福” が溢れてこぼれるほど素敵なところに思います。それは、福祉・介護って非常に属人的で、「人」と「人」、「対モノ」でなく「対ヒト」、「ひと」が全てだから、AIに取って代わられる余地がないし、誰かの幸せや喜びを自分のやりがいに感じられ、お金より価値あるモノを信じられるのが、この業界の魅力だとはっきりと分かったからです。
俯瞰して、福祉とは畑違いで、二十歳の私たちに、それが届いたことは本当に凄いことで、感激しました。私は大学に行って、何を学習しているのかも分からないですが、それを確信できたのですから、誰だってやれば、きっとその魅力を感じるはずです。馬鹿な私ができたのですから。しかし、無我夢中に頑張って、理解できないことを「価値観の相違」と片付けないで、考えて、考えなければ、それを思い至ることはありません。なぜなら、福祉・介護の魅力って人の魅力だと思うのです。それは、学校で教えてもらったり、ググったら分かるのではなく、人との出会い、触れ合いの中で滲んだり、なくなって気付くような普遍的なモノだと思うのです。
インターンは、それを知覚する契機に、ベストだったと胸を張って言えますし、それが就職に直結しなくても、この業界にとって、必ずや有益なモノになると思います。
また、株式会社はなひろのみんなは懇親会を何遍も開いてくれたり、その帰路車中で熱く語り合ったり、ベランダで共に煙草吸ったり、毎回昼飯をみんなで食ったりもしました。。
みんなと出会い、その人を知り、大好きになったり、リスペクトしたり、また会いたいと思ったりして、郡山が思い入れのあるところになりましたし、誰かを喜ばせることが大きな原動力になることを知りました。一ヵ月が一瞬に思うほど、毎日時間に追われ、文字を書き続けた日々でしたが、それが凄く楽しくて、人のために書くのが楽しくてしょうがありませんでした。「誰かのために」なんて大義名分はしみったれた綺麗事だと思っていたのですが、 “他喜力” を教わり、その原体験を味わったのです。
京都で学校行ったり、バイトしたりの日々より、100万倍毎日が楽しかったですし、無我夢中に頑張っている時でしか、自分の人生の中で大切な人に出会ったり、新たな夢を見たり、何か変わることはないと思いました。人を変えるのは人ですから。
福祉・介護業界にとっても、学生にとっても、絶対にプラスなモノになると強く思います。1/200の経験を経たからには、それを伝える義務があると思いましたし、株式会社はなひろと福祉・介護系企業の皆さんのためになると信じ、インターンシップのラストに、インターンの受入をご提案させていただきました。
― 相談先 ―
NPO法人 コースター
〒 963-8071 福島県郡山市富久山町久保田字下河原191-1
Mail : info@costar-npo.org/
TEL : 024-983-1157
FAX : 024-983-1158
コースター代表理事(理事長) 坂上英和さん
経済産業省 インターンシップ活用ガイド 基本編
https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/intern/guidebook-all.pdf
経済産業省 インターンシップ活用ガイド 活用編
https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/intern/guidebook-katsuyo.pdf
復興・創生インターンについて
https://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-1/fukkosousei_intern/20170605094415.html