みなさんこんにちは。
私たちは復興庁の主催する復興・創生インターンで、はなひろさんにお世話になっている大学生のインターン生です!
みなさんに現場の声を届け、介護についてもっともっと知ってもらうために、これから介護福祉現場に関わる方々にインタビューという形でお話を伺い、福ひろばブログで発信していけたらと思います。
今回、デイサービスセンターポエムで介護員・相談員として働いていらっしゃる、芳賀さんにオンラインインタビューをさせて頂きました。
少人数のデイサービスならではの、介護現場からの生の声を、是非みなさんにも届けたいと思いますので、是非最後までお読みください(^^)
【お仕事に関すること】
学生「こんにちは、今日はよろしくお願いします。早速ですが、こちらでは何年働いていらっしゃいますか」
芳賀さん「よろしくお願いします。今年で6年目です」
学生「なぜはなひろさんで働くことにしたのですか。決め手やきっかけはありましたか」
芳賀さん「はなひろの管理者さんと前の職場で一緒でした。見学した時、少人数のデイサービスで、利用者さんと深く関れるかなと思ったのが決め手です」
学生「仕事内容を教えてください」
芳賀さん「介護員としては、入浴介助、送迎、食事介助、排泄介助など、相談員としては、家族・ケアマネさんとの相談、請求業務などをしています」
学生「仕事のやりがいや魅力は何ですか」
芳賀さん「利用者さんが一日楽しそうに過ごしてくれると、こちらもやりがいを感じます。利用者さんやその家族にとって気分転換になればいいなと思っています。また、’よくなりました’’笑顔が増えました’という言葉を聞くととても嬉しいです」
学生「素敵ですね。逆に、仕事していてつらいことは何ですか」
芳賀さん「認知症の方と、そうでない方の兼ね合いが難しいところです。例えば認知症でない方は、認知症に対する理解がないと心無い言葉をかけてしまうことがあります。少人数だからこそ、そういう場合の対応が難しいですね」
学生「なるほど。それは難しいですね。
では、仕事をするうえでいつも気を付けていること、大切にしていることはありますか」
芳賀さん「なるべくその人の背景を見るようにしています。そうすることで、個人個人に合わせたケアを行うことを心がけています」
学生「そうなんですね。
働かれている職場の強みは何だと思いますか」
芳賀さん「少人数ということですかね。少人数だと、利用者さんみんなと話して一人一人のことを把握できるので、先ほどの‘個人に合わせたケア’につなげることができます」
学生「今、介護に関わる職種の離職が問題になっていると思います。長く続けられる秘訣はありますか」
芳賀さん「職場に、みんなで協力して支えあうという雰囲気があって働きやすいです。また、少人数ならではですが、一人一人と深く関わりあえるのでその人たちのために頑張るという使命感が大きいですかね」
【介護に関すること】
学生「次に、介護に関する質問をしたいと思います。介護現場の課題はどんなことだとお考えですか」
芳賀さん「人手不足に悩まされており、正直どうしたら人があつまるのか職員側もわからないから教えてほしいです…。介護の仕事はきついこともあるけれども、それ以上にうれしいこと、やっていてよかったことがあります。本当はとても楽しい仕事ですよ」
学生「そうなんですね、もっと魅力が伝われば良いですね。人手不足によって生じる問題はどんなことですか」
芳賀さん「基本的に現場が優先されるため、事務処理が後回しにされてしまうことです。その結果一人一人の仕事の量が増えてしまい、負担が増えてしまいます」
学生「同じように問題となっている、介護現場のITリテラシーの現状と課題を教えてください」
芳賀さん「デイサービスセンターポエムではSNS発信は割としているほうです。慣れていない方が多いため環境整備が難しいことも課題です」
学生「コロナによる影響はどんなことがありますか」
芳賀さん「送迎時の検温と消毒を必ず毎回行っています。月に一度行っていた外食ができなくなってしまったので、外に出る機会が減ってしまいました。マスクの着用は特に認知症の方がずっとつけているのが嫌ではずしてしまうため難しいです」
【福ひろばに関すること】
学生「では最後に、福ひろば(はなひろの運営するサイト名)に関する質問をさせていただきます。福ひろばの魅力を教えてください」
芳賀さん「様々な施設の情報が載っており、さらに事業所を調べやすいことです。写真や紹介文があり、どんなことをしている施設なのかわかりやすいことも魅力の一つです」
学生「なるほど、よく分かりました。私たちのこれからの活動の参考にさせて頂きます。
以上でインタビューを終わらせていただきます。お忙しい中お時間を下さり、本当にありがとうございました」
~まとめ~
初めて介護現場の生の声を聞くことができ、私たち自身も気づかされることが多かったです。特に印象的だったのが、「介護は大変な仕事というイメージがあるけれども、本当はとても楽しい仕事なのに」と芳賀さんがおっしゃっていたことです。もっとその魅力を伝えていけたら世間のイメージも変わるのかなとインタビューを通して感じました。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
そして、今回インタビューにご協力頂いた芳賀さん、お忙しい中本当にありがとうございました!
インターンシップ3期生
松永玲央奈・金本すず・松永洸生