2018/04/05

【認知症介護の現場から】〜介護の悩みを誰に話していますか?〜

みなさまこんにちは😷 春の陽気は好きなのですが、花粉症に悩む季節でもあります。

認知症の方、または介護している方は、誰に悩みをお話ししているのでしょうか。

ケアマネジャーとして在宅介護に携わった時に、感じたモヤモヤがあります。

そのモヤモヤとは…

相談者の悩みを解決するためには、どうしたらいいんだろう!?

教科書通り、自分自身が介護現場で経験した知識から引き出したもっともな回答をしていました。

あれ!? 全然相談者の表情が変わらない…むしろ曇ってしまった…

何もできないと情けない気持ちに苛まれている中、たまたま相談者の話しにずっと耳を傾け、傾聴していました。

すると、話をしていることで相談者の表情が明るくなってきたのです。

「そっか。聞いて欲しいんだ。」耳を傾け、全身で聴くことが大切なんだと感じるようになりました。

相談者の方は、悩み続け本やテレビ、インターネットで勉強しているんですね。あの手この手もしているんです。

教科書通りの回答をしても「そんなことわかっているし、やっている。でもうまくいかないんです」だから、聞いて欲しい、相談したいんですね。

私はそれからこう考えるようになりました。「在宅で自分の大切な人を介護した経験がない。思いを想像することはできてもどれだけ寄り添えるのだろうか」と。

そんな時に出会ったのが、ケアマネジャーの先輩も所属していた「公益社団法人 認知症の人と家族の会」でした。

福島県支部の総会と研修会に参加しました。実際に介護を経験をしている、またはしてきた人たちのパワーと優しさに触れました。

「もっと寄り添うことができるのではないか」という思いが湧き上がり、すぐに入会しました。

当事者だからこそ、わかりあえる。そして、助け合えると感じました。誰にも相談できない方、気兼ねなく相談できます。

毎月「つどい」を開催しております。電話相談もしてくれます。

一人で悩まずにまずは気軽にお電話してみてください。

あなたの町や県にもあります。

公益社団法人 認知症の人と家族の会のホームページ