男性介護者の体験について、市内在住の山田隆三さんに記事をお願いいたしました。
最愛の奥様がアルツハイマー型認知症を発症。介護に奮闘し看取りまでを経験されました。
前向きに向き合った「野郎の介護」を連載でご紹介させていただきます。

野郎(84歳)が自宅介護を始めるまで 連載(8)
10月31日
ケアマネさん、デイサービス管理者さん、訪問看護ステーションが来訪され11月のケア予定について話し合い
☆デイサービスの継続
☆訪問看護週1回 を決定する
11月1日
副作用で中止した認知症薬の代わりに飲んでいた「DHA・EPA」のサプリカプセルが飲めなくなる
とろみ茶で100cc栄養ドリンク1本飲む、プリンも完食
夜9時カステラ半切と特製スープを飲む
11月2日
初めての訪問看護師さんを迎えてK子さんが生き生きする、バイタルは問題なし、便通あり、お尻が赤いとの指摘
があったのでシャワーを実行、夜8時夕食を特スープとパンケーキ、バナナ少々など
☆10月中はテーブルと椅子の食事、11月からリクライニングベットで食事、この食事スタイルの変化でかどうか食事
量が格段に増量する、後で計算すると10月の平均摂取熱量255カロリーに対して11月は599カロリーとなっている
が一方で10月はほぼ毎日シャワー浴だったのが11月になると1週間に1,2回になり、後半は清拭と足湯のみになる
体重についても10月末34.7kg以降、11月7日の33.7kgの記録で終わる
シャワーはシャワーチェアで腰かけての実施だったが11に入って自立が難しくなって、シャワーも体重計量も困難になった
11月12日
シャワー時に限界感あり、補助してもお風呂場まで動けない、足を引きずっている、今月はデイサービスも欠席続きで、
当面取り消しとする
11月17日
訪問看護師さんのアドバイスでパンツ式からテープ式に変更する、赤ちゃん用品売り場でおしりふきやベットシーツ、
離乳食を購入する
「介護と育児」同じようなものだが育児の方が品揃えが良く、値段も安いものが多いと気付く
11月20日
ついに1日の摂取熱量1,000Kcalを越す、夕食の中身も離乳食のグラタンやニンジンペースト、ご飯も、それに
飲む栄養バナナ味も
11月30日
リンゴを煮てあげると盛んに口をもぐもぐする
車椅子に乗せて風呂場の入口での足湯が便利だとわかってベットサイドまでのお湯運びが無くなった
今日から訪問リハビリさんも、やっぱりやり方が違う、勉強することにつきっきり
12月1日
暖かい午後陽射しの廊下で、車椅子で調髪とドライシャンプー、
今日の足湯中に脚の皮膚から白い皮がポロポロと落ちるのに気づく、友人から頂いた山形の「蒸し焼きポテト」
がお気に入りのようで、電話でお店に注文・発送をお願いする
12月9日
朝のお茶飲んだら「おしっこがしたい」言う、初めてのことだがオムツの中にしてもらう、リハビリさんが調子
はよさそうですと帰ってからシャワーに、てこずったがなんとか、ついでに洗髪もすませる