2026/06/08

【2026年6月最新】介護AI記録の最新動向3選|AI議事録・介護情報基盤・音声入力が変える業務改革【介護事業所の経営者・管理者向け】

記録業務に追われながら、毎回の会議の議事録作成にも頭を悩ませている──介護事業所の経営者・管理者の方にとって、そんな日常はめずらしくないはずです。2026年、介護現場の「記録」を取り巻く環境が大きく動いています。AI議事録の自動生成、介護情報基盤の本格始動、音声入力AIの急速な普及──今週押さえておきたい最新ニュース3本をお届けします。

業界初!介護専用クラウドにAI議事録機能が登場(カナミックネットワーク)

カナミックネットワーク株式会社は2026年3月23日、介護専用クラウドソフト「カナミッククラウドサービス」に「AI介護議事録作成機能」をリリースしました。介護関連システムとして業界初となる「システム内完結型」のAI議事録機能です。

これまで、会議のたびに誰かが書記を担い、議事録の整理・共有に30分〜1時間以上かかっていたという事業所も少なくありません。この機能では、会議の録音データをシステムにアップロードするだけで、AIが議事録のドラフトを自動生成します。外部のAIツールを介さずシステム内で完結するため、情報漏洩リスクが低く、複数事業所を運営する法人にも適した設計です。担当者の「書く手間」をAIが肩代わりすることで、会議後の業務がぐっとシンプルになります。

押さえておきたいポイント

介護情報基盤が本格始動──AIと多職種連携の土台が整いつつある

2026年4月から、国が推進する「介護情報基盤」の運用が段階的にスタートしています。要介護認定情報・LIFEデータ・ケアプランなどをクラウド上に集約し、利用者の同意のもとで介護事業所・医療機関・自治体がリアルタイムに情報を共有できる仕組みです。「介護版マイナンバー・クラウド」とも表現されています。

「前の事業所の記録が引き継げない」「薬の変更を他職種が知らなかった」「担当ケアマネに最新情報が届くまでタイムラグがある」──こうした情報断絶が解消に向かうことで、ケアの連続性と質が高まります。さらに、蓄積されたデータをAIによるケアプラン提案や重度化予防分析に活用する流れも始まっています。全市町村での本格運用は2028年4月が目標ですが、まず自事業所のシステムが介護情報基盤に対応しているかどうか確認しておくことが、今できる第一歩です。

押さえておきたいポイント

  • ケアプラン・認定情報・LIFEデータを一元管理し、関係者間でリアルタイム共有
  • 医療・介護・行政にまたがる多職種連携が制度的に加速
  • AIによるケアプラン支援・重度化予防分析への活用が今後期待される
  • 全市町村での本格運用は2028年4月目標(2026年4月から段階的始動)
  • 出典:介護ニュースJoint「新たな『介護情報基盤』、2026年4月開始目指す」

AI音声記録サービスが急拡大──2か月で41施設導入の事例も

介護記録の音声入力AIサービスが2026年に入って急速に普及しています。豊田高専発のスタートアップ「株式会社NAGARA」が提供する「ながらかいご」は、設立からわずか2か月で全国41施設がトライアル導入を達成。「やさしい手」が開発した「むすぼなAI」は2026年4月時点で201法人・利用者10万人を突破しました。

たとえば職員が「Aさん、今日ちょっと熱があって不機嫌だったんだよね」と話しかけると、AIが「A様は本日発熱が見られ、精神的に不安定なご様子でした」と正確な介護記録に変換します。記録作業にかかる時間が1日1時間以上短縮された事業所も出ており、浮いた時間を利用者との会話やケアに充てられるという報告も増えています。音声入力AIは、単なる効率化にとどまらず、ケアの質を底上げするツールになりつつあります。

押さえておきたいポイント

  • 「ながらかいご」が設立2か月で全国41施設のトライアル導入を達成
  • 「むすぼなAI」は201法人・10万人超の導入実績(2026年4月時点)
  • 口語で話しかけるだけで、AIが専門的な記録文に自動変換
  • 記録時間を1日1時間以上短縮した事業所の事例あり
  • 出典:介護施設のAI導入事例まとめ(Fyve, 2026年)

介護・障がい福祉現場の研修事情と福ひろばラーニング

日々の記録業務だけでも手がいっぱいなのに、毎月の法定研修の準備も並行してこなさなければならない──それが介護・障がい福祉の現場の現実です。研修テーマを選び、資料を作り、夜勤明けのスタッフにも声をかけ、多様なシフトに合わせて日程を組む。それだけで管理者の数時間があっという間に消えてしまいます。

私たちははなひろも郡山・矢祭で介護事業所を運営していますので、この大変さはよくわかります。「法定研修は義務だからやらなければならない。でも、どうやって時間を確保すればいいかわからない」──そんな声を、同じ立場の経営者・管理者から何度も聞いてきました。スタッフが夜勤・パート・短時間勤務など多様な働き方をしているため、全員が一堂に集まれる機会はほとんどなく、「悩みながら開催している」のが多くの事業所の実情です。

福ひろばラーニングは、そういった事業者と同じ悩みから生まれた、介護・障がい福祉向けのeラーニングサービスです。スタッフがスマホでコースを読み、その場で小テストを受けて修了できるため、夜勤の隙間時間でも、早番前の数分でも受講できます。集合研修のための日程調整や会場確保は不要です。

ただし、「早く終わればいい」という発想ではありません。各コースは介護現場の実務に直結した内容を丁寧に監修しており、コース末の小テストで理解度を確認、繰り返し受講も可能な設計です。修了証はPDF・CSV形式で出力でき、監査対応にも活用できます。配信はメール・LINEで自動送付され、未受講のスタッフには自動リマインドが届きます。スタッフが自分のペースで主体的に学べる仕組みと、抜け漏れを防ぐ管理機能の両方が整っています。

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(詳しくは記事末尾のご案内をご覧ください)

まとめ

2026年6月現在、介護AI記録の領域は「試してみる段階」から「本格導入の段階」へと急速に移行しています。AI議事録の自動生成、介護情報基盤の始動、音声入力AIの急拡大──どれも現場の記録業務を根本から変える可能性を持った動きです。「うちはまだ早い」と感じている事業所こそ、まず情報収集から始めてみてください。変化のスピードに乗り遅れない準備を、今日から少しずつ積み上げていきましょう。


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