2026/07/13

介護記録AI最前線|オムロン『With.Ai(http://with.ai/)』・Google『ケア記録アシスト』・パパゲーノ『AI支援さん』最新動向【介護事業所の経営者・管理者向け】

「記録に追われて、本来のケアや支援に時間を使えていない」——そんな悩みを抱える経営者・管理者の方は少なくないのではないでしょうか。2026年に入り、ケアプラン作成から記録、書類の転記まで、介護・障がい福祉現場のさまざまな業務にAIが入り込み始めています。今回は、この7月前後に相次いで報じられた最新の動きを3つご紹介します。

オムロン「With.Ai」が地域包括支援センターのケアプラン作成を最短10分に

オムロンは2026年7月7日、地域包括支援センター向けのAI新機能「With.Ai」を開発したと発表しました。既存の予防ケアマネジメント支援システム「ハレクルWith」に、2026年度中の大型アップデートとして搭載される予定です。試作機による検証では、ケアプラン作成にかかる時間を最短10分まで短縮し、業務時間を80%以上削減できたと報告されています。機能は主に2つで、高齢者本人の意向や発言を段階的に取り込みながらケアプランを組み立てる「ステップ型ケアプラン生成機能」(特許出願中)と、本人の心身状態や生活背景から必要な支援や声かけのヒントを示す「インサイトアドバイザー」機能(特許出願中)です。地域包括支援センターは担当件数の多さと人員不足が慢性的な課題となっており、ケアプラン作成の負担軽減は現場にとって直接的な効果が期待できます。

出典:https://www.omron.com/jp/ja/news/2026/07/c0707.html

押さえておきたいポイント

  • 2026年7月7日発表。「ハレクルWith」に2026年度中の実装を予定
  • ケアプラン作成時間を最短10分、業務時間を80%以上削減(試作機での検証結果)
  • 本人の意向を段階的に反映する仕組みと、支援のヒントを示す機能の2本柱

Google Gemini「ケア記録アシスト」、音声・手書きメモから介護記録を自動生成

Googleは、Geminiアプリの「Gem」機能に、日本の介護現場向けプリセット「ケア記録アシスト」を公開しています。短い音声メモやテキスト、手書きメモの写真を入力するだけで、SOAPやF-DAR形式を含む記録の下書きを瞬時に作成できる仕組みです。指示文(カスタムインストラクション)も公開されており、事業所ごとに書式や用語のルールを追加してカスタマイズできる点が特徴です。生成された下書きはあくまで案であり、実際の記録として確定させる前に必ず介護職員が内容を確認・承認するプロセスになっています。入力データはAIの学習には使用されない設計で、企業向けのセキュリティ基準で運用されている点も、個人情報を扱う現場としては安心材料といえるでしょう。

出典:https://blog.google/intl/ja-jp/company-news/technology/caremanager/

押さえておきたいポイント

  • 音声・テキスト・手書きメモの写真から、記録の下書きをSOAP/F-DAR形式で自動生成
  • 事業所ごとにカスタムインストラクションを編集し、書式や用語を調整可能
  • 生成した下書きは職員の確認・承認を経てから記録として確定する運用

「AI支援さん」に画像読み取り機能、障がい福祉の書類転記業務を自動化

株式会社パパゲーノは、障がい福祉・介護現場のDXアプリ「AI支援さん」に、新機能「AI画像読み取り機能」をリリースしました。関係機関から郵送やFAXで届く「サービス等利用計画」「個別支援計画」「意見書」などの書類は、これまで支援記録として手入力で転記する必要があり、支援者の負担になっていました。新機能では、スマートフォンやスキャナーで取り込んだ画像・PDFをアップロードするだけで、AIが内容を読み取ってテキストとして自動要約し、支援記録として蓄積します。読み取った内容は個別支援計画などの作成時に参考データとして活用でき、元データ自体もアプリ内で閲覧・保管できるため、書類のデジタル管理にもつながります。書類の手入力転記という、地味ながら日々積み重なる負担に着目した機能といえます。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000098762.html

押さえておきたいポイント

  • 画像・PDFをアップロードするだけで、AIが内容を読み取り支援記録として自動要約
  • 個別支援計画などの書類転記業務の負担軽減が目的
  • 元データもアプリ内で保管でき、書類のデジタル管理も同時に実現

介護・障がい福祉現場の研修事情と福ひろばラーニング

介護・障がい福祉の現場は、慢性的な人手不足の中で日々の業務に追われています。そのうえ法定研修は義務として毎年課され、開催しないわけにはいきません。テーマ選び、資料づくり、スタッフの時間調整まで、研修一つに毎月かなりの時間が取られているという事業所も多いのではないでしょうか。夜勤やパート、短時間勤務など働き方が多様な分、スタッフ全員が一堂に会する機会も限られており、正直「悩みながら何とか開催している」というのが実情に近いかもしれません。私たち「はなひろ」も郡山・矢祭で介護事業所を運営しているので、この大変さはよくわかります。福ひろばラーニングは、そうした悩みを抱える事業者の解決策の一つとして生まれました。スマホで7分ほどで読み終わるコースをLINEやメールで配信し、スキマ時間に受講できるので集合の必要がありません。内容は介護現場の経験を踏まえて監修した、実務に直結するカリキュラムです。各コース末の小テストで理解度を確認でき、繰り返し受講もでき、修了証も発行されます。配信や未受講への自動リマインドがあるので、スタッフ自身のペースで進めながらも続けやすい仕組みになっています。(詳しくは記事末尾のご案内をご覧ください)

まとめ

今回ご紹介した3つの動き——オムロンのケアプラン生成AI、Googleの記録アシスト、パパゲーノの書類読み取り機能は、いずれも記録や書類作成という「間接業務」を軽くすることで、本来のケアや支援に使える時間を取り戻そうとするものです。事業所によって導入できるシステムやタイミングは異なりますが、まずは自事業所でどの記録業務に一番時間がかかっているかを洗い出すところから検討してみてはいかがでしょうか。今後もAIによる現場業務の効率化は、一部の先進事業所だけでなく、業界全体に広がっていくと考えられます。


📚 介護・障がい福祉事業所向けeラーニング「福ひろばラーニング」

スマホで7分、メール・LINEで届いてその場で完了✨

全120コース・15パッケージ(介護保険7種+障がい福祉5種+管理者研修+ICT・AI活用2種+BCP机上訓練付き) 1人200円/月(税別)

✅ 法定研修の受講記録を自動管理

✅ 監査対応もバッチリ(修了証PDF・CSV出力)

✅ 新人研修も自動配信

👉 デモ体験はこちら(無料)https://learning.hana-hiro.com/demo


📬 介護経営者・管理者向け 毎日配信メルマガ「はなひろDXレター」

介護DX・AI活用・経営のヒントを毎日お届け(無料・いつでも解除可)

👉 メルマガ無料登録はこちら

https://www.event-manager.app/subscribe?t=caredesignworks


📱 公式LINE「福ひろば2.0」

介護事業所向けの実務情報・スタッフ募集・セミナー案内をLINEでお届けします

👉 友だち追加はこちら https://lin.ee/TSfZXzs