介護は「受容と共感」が大切だとよく言われています。しかし、私たちが訪問介護で感じることは、利用者様も私たちに「受容と共感」を持って接してくださっていることです。たくさんの事業所から私たちを選び、訪問すると笑顔で玄関を開けてくださいます。私たちが「利用者様の暮らしの空間に入れてもらっている」と思えることで互いに寄り添うことができます。
「私たちが受け入れている」という自分中心の考え方ではなく、「私たちが受け入れてもらって、理解してもらえている」ことがありがたいと感じ、その想いを何よりも大切にしています。
利用者様との出会い、訪問したことで共に過ごす時間、利用者様が喜んでくれる体験は私たち職員の人生をもきっと豊かにしてくれるでしょう。

私たちはいつまでも自分の家で暮らしたいという利用者様の想いを最大限に尊重したいと考えています。
利用者様に接する中で、「本当はこうしてほしいのではないか」「本当はこういう味が好きなのではないか」かなど、玉子焼き一つでも想像を巡らせ、利用者様のありのままを受けとめることが大事です。
私たちは肌で感じる温もり、言葉で感じる温もり、表情で感じる温もりを心がけながら訪問しています。利用者様にとって安心できるような入浴介助やおむつの当て方などは、長年携わってきたからこそ得られるものです。
身体介護（おむつ交換、入浴介助等）は特に技術が必要なため、ベテラン職員が指導し、フォローできる体制をとっています。
担当ヘルパーと利用者様、お互いの相性も当然あります。利用者様が喜ぶことが大前提ですから、相性を考えて双方負担のない介護を目指しています。職員もアスリートのようにそれぞれの得意技を生かしてもらえる目配りも欠かせません。
訪問先で問題発生や変化があった場合は、関わっているケアマネジャーや、他の事業所の方と連携し、私たちだけでは抱え込まないようにしています。いつも多くの方に助けられ恵まれていると思っています。

「自分を大切にせず、他の人を大切にすることはできない」私たちが一番大切にしている言葉です。基本的には訪問先への直行直帰であり、希望の曜日・時間帯を選べるように調整します。子育て中、急に帰らなくてはならない場合や休むことになっても、職員同士協力し合っています。

介護のお仕事が未経験の方には、研修期間があり、ベテラン職員が全面的にフォローします。
訪問介護に必要な「介護職員初任者研修（旧ヘルパー2級以上）」の資格取得のための受講料の補助制度があります。介護福祉士の資格取得を希望されている方にも補助制度があり、キャリアアップを応援しています。
職員の皆さんがそれぞれの個性を生かした介護ができるよう、業務の型にはめるのではなく、職員一人ひとりの持ち味、カラーを大切にしています。

若い方は人生経験の大先輩に触れる良い機会です。週１日からでも始められますので、ご自分の生活を大切にして、余力があったらお手伝いいただけると嬉しいです。それが社会貢献になり、自己実現につながると考えています。
訪問介護に長年携わっているベテラン職員は求められる以上のものを発揮してくれます。利用者様の玄関を開けるたび、「お一人おひとりのエピソードに出会える」。そのように創造する喜びがあります。
利用者様の「生きる喜びの実現」と職員の「働く喜びの実現」の両立が叶う仕事です。
苦しんで働くのではなく、楽しんで働いてもらいたいといつも思っています。

私たちの仲間になりませんか。お待ちしています。