男性介護者の体験について、市内在住の山田隆三さんに記事をお願いいたしました。
最愛の奥様がアルツハイマー型認知症を発症。介護に奮闘し看取りまでを経験されました。
前向きに向き合った「野郎の介護」を連載でご紹介させていただきます。
野郎(84歳)が自宅介護を始めるまで 連載(6)
宿泊許可(付き添い)を得て毎日一緒だとK子の状況は直接的によく判る。
2日後には声かけに反応し眼も明けるようになった。10日ほどでミキサー食が口から摂れるようになり、2週間後には朝・昼・晩の食事も摂れる。
3週間後介助で数歩歩行も可能になり、リハビリ病院への転院となった。
この3週間の間、私は1日中病室にいたわけではない。むしろほとんど日中は病院を抜け出して、趣味活動や認知症の自宅介護の知識習得に走り回った。
「付添い人はいつも笑顔で」がモットーだから、そのためには自分の好きなことを積極的に行動することだと。
リハビリで的確に体調が回復される。ベットから車いすへの移乗。リハビリ室では私とのゴムまり投げや掴まり歩行訓練。
10日後には歩行器歩行で60メーター、20日後には自立・つたい歩き可能になった。
時間があれば前庭に出てお散歩やハモニカ演奏会も。
退院は間もなくだ。
次回へ続く(看取り編になります)